親が留学に賛成してくれない時の解決方法

留学に関する不安をまずは取り除く

2004年度には年間に8.3万人が日本から海外への留学を行っていたものの、その数は年々減少を続け2009年には6.0万人にまで落ち込んでしまいました。

日本人高校生の海外留学数は特に急激な減少傾向が見られており、学生本人が「留学したいと思わない」と考える割合も増加傾向にあります。

そうした全体数の減少は長引く経済的な不況も関係しているのかもしれませんが、それ以上に勉強をする学生本人もそれを支える立場にある親も冒険することを嫌う安定志向に傾いていることが最も大きな要因ではないかと考えられます。

ですのでこれから高校卒業を控えている学生が将来の選択肢として留学を選ぶという場合、必ずしも諸手を挙げて両親が賛成をしてくれるとは限りません。

留学をするとなると、簡単に地元に帰ってくることができない遠方で生活をすることになってしまいますし、ほとんどの場合国内の大学に進学するよりも多額の費用がかかることになります。

しかし本気で留学をしたいと考えているならばその本気を両親に丁寧に伝えるようにし、自分の道を応援してくれるようにお願いする必要があります。

最初の段階で強く否定されたからといってそこですぐに諦めるのではなく、まずは「なぜ反対するのか」「どうすれば賛成してもらえるのか」ということを丁寧に考えていきましょう。

留学をすることによるメリットとは?

留学に頭ごなしに反対する両親の多くが気にしているのは「よくわからないところに子供を送る不安」があるからです。
例えば既に行き先である海外の都市に知り合いが住んでいたり、あるいは自分や身近な人が既に留学を経験しているならば、心理的な抵抗感はかなり低くなることでしょう。

人はどんなことであっても自分が全く知らない分野に足を突っ込もうとしなければならないときには最初に拒絶反応を示すものです。

なのでもし特に理由もなく留学に反対されてしまった場合には、留学先の学校や宿泊先の情報をしっかりと集め、そこでどういった生活をしていくことになるかということを明確にしてあげましょう。
金銭的な問題についても先に同様の留学をした人の例を紹介すればだいたいいくらくらいが必要になるかが明確になります。

そして最も大切なのが、留学をすることで自分にどういったメリットが将来的にあるかということを説明するということです。
留学をすることによって得られることは、「語学力」だけでなく「多文化の理解」や「国をまたいだ人脈づくり」そして日本国内では実現の難しい「型にはまらない発想力」です。

もちろん留学をすれば無条件で上記のことが身につくわけではないのですが、少なくともそれを身につける熱意があるということを示すことでかなり説得力を増すことができます。

【留学先におすすめの国】バリ

バリ留学の特長とメリット

日本からの留学スタイルとして最も人気が高いのは2ヶ月以内の短期的な語学留学です。
短期の語学留学のメリットは、現地のネイティブスピーカーと会話をすることができるという点と、実際にその土地を訪れることで国際文化に触れることができるという点です。

しかしながらアメリカやカナダ、英国といった本格的な英語圏の国に留学をするとなると移動にかかる交通費や宿泊費が非常に高くなってしまい、短期といっても相当の金銭を準備しておかないといけません。

将来的にはいつかそうした国々で勉強をしたいと思っているけれども、まずは海外留学というものがどういうものかという雰囲気だけを味わっておきたいという人におすすめとなるのが日本から近いアジア圏への留学です。

日本から距離的に近い位置にある東南アジア諸国には英語が公用語として使用されている国も少なくなく、観光都市としてインフラ整備がしっかりしているところもあります。

中でもおすすめなのがインドネシアのバリ島で、留学生を受け入れる語学学校が数多く設置されているとともに比較的安い価格で長期滞在をすることができる施設が用意されています。

バリ留学の方法・学校選び

バリ島への留学は旅行会社が主催するツアーとしても多く見かけることができます。
これは観光用のスケジュールがあらかじめ語学学習に組み込まれているというもので、バリ観光をじっくりと楽しみつつ現地の人と会話をしながら自然に英語力をアップしていくことができるという大変お得なものです。

中でも多く利用されているのがデンパサールというバリ島内の都市での短期留学で、写真やパンフレットでもおなじみのバリ島らしい景色があちこちに見られています。

大きな商業施設や企業ビルも多く、現地企業に赴任してくる日本人の姿も多く見かけることができます。
宿泊施設として多く使用されているのがアパート型の専用施設で、ビジネスホテルよりもペンションに近い自由度の高い住宅施設を利用します。

個人でバリ島へ留学をしようとするとどうしても安いホテルや外国人向けの学生寮を選択することになってしまうので、場所によっては治安や衛生面に不安があります。

その点日本の旅行会社や語学学校が主催しているプランではあらかじめ宿泊施設と入学する学校とがセットになって提供されるので、現地での不測の事態に慌てることがありません。

最大のメリットである価格面でも欧米と比較してかなり割安で、同様のプランを組もうとした場合には約1/3程度の価格で満足できるプログラムを利用することができます。

現在の英語力にあまり自信がないという人も初心者向けのプログラムがあるので、まずはとにかく現地に行きたいというアクティブ派にもおすすめです。

【留学先におすすめの国】イギリス

イギリス留学の特長とメリット

古き良き伝統を重視するヨーロッパで特に長い歴史を持つ国がイギリスです。
日本では「イギリス」とひとまとめにして呼ぶことが多いですが、本来の名称は「United Kingdom」でイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドといった別々の自治区が連合をした形となっています。

首都であるロンドンは世界の流行や金融をリードする重要な都市となっており、約750万人の人が生活をしています。
イギリスことUKは歴史的にも数多くの文化を作り上げてきた場所でもあり、音楽・文学・絵画・演劇その他数多くの芸術作品がロンドンから発信されていきました。

イギリス留学をするということは英語習得が主な目的であると同時に、そうした世界的な文化を身をもって体験するということでもあります。

特別に博物館や美術館といったところに足を運ばなくても、町並みを少し歩いただけでもそうした文化の片鱗を感じることができるのが最大のメリットと言えます。

イギリス国内には約100校の大学があり、1校を除き全てが国立として運営されています。
それぞれの大学で専攻できる科目は科学分野や芸術分野、ビジネスや金融など非常に多岐にわたり、かつ高いレベルが維持されています。
大学での講義の大きな特長となっているのがチュートリアル式と言われる方法で、教授と個人で対峙しながら学習をしていきます。

イギリス留学の方法・学校選び

ヨーロッパでの留学全般の特長となっているのが、事前に非常に高いレベルの語学力が求められるということです。
1~2週間程度の短期留学の場合には語学の専門学校に入るので特に事前に英語スキルを示す書類を提出する必要はないのですが、大学では語学取得そのものを目的とする留学は基本的にはありません。

これは留学生だけでなくイギリスに居住する人にとっても同様で、義務教育の最終年度となる16歳(11年生)の時点でG.C.S.Eという全国統一試験を受験してそれに合格をすることでようやく義務教育修了として扱われます。

留学希望時に十分な英語力がないという場合には、大学以外の語学学校で語学だけを先に集中的に勉強しそこで及第点をとることで大学に入学することができます。

留学生のみが入学できる大学入学資格を得るためのスクールとしてファウンデーションコースというものが用意されているので、そちらを受けることで日本で言う大学入学資格にあたる大検を獲得したことになります。

イギリスの学校での新学期は9月からとなっているので、3月に日本の高校卒業をしてイギリス留学をしたいという人は4月からイギリスの語学学校に通うことで9月入学をすることができるでしょう。